光の研究とリフレッシュ

~生研の魅力的な二面性~

上田 康太郎さん(工学系研究科 物理工学専攻 志村 努 研究室 修士課程2年)

 東京大学 生産技術研究所に通う大学院学生が、日々の活動をとおして感じていること、考えていることを紹介します。


 私は本学の修士課程に入学し、生研の志村研究室に所属しています。志村研はメンバーによって研究内容が大きく異なります。例えば真空場の揺らぎに由来する力の測定を行っていたり、ホログラフィックメモリーを研究していたりと、幅広いテーマを扱っています。私自身はシリコンメタサーフェスにおける二次非線形光学効果について研究しています。メタサーフェスとは、光の波長よりも小さい微細な構造を物体表面に形成したもので、設計次第で通常の物質では得られない特異な光学特性を発現できます。私はメタサーフェスを用いて、シリコンでは通常は起こらない二次非線形光学効果を実現することを目指しています。

 昼休みには、志村研と関係が深い芦原 聡 研究室の同期と一緒に外へランチに行きます。少し距離はありますが、下北沢駅まで15分程度で歩けます。その途中には遊歩道が整備されており、多くのオシャレな店が軒を連ねています。そんな道をぶらぶら歩きながら、同期と研究の進捗や悩みを共有する時間は、私にとっての気分転換となっています。このような研究に集中できる環境とリラックスできる場所が共存するのは、東大生研の大きな魅力だと感じています。

上田 康太郎さん(工学系研究科 物理工学専攻 志村 努 研究室 修士課程2年)

記事執筆:上田 康太郎
東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻
東京大学 生産技術研究所 基礎系部門 志村 努 研究室
修士課程2年

東京大学 生産技術研究所の特徴のひとつとして、さまざまな専攻に所属する研究室が多彩な研究活動を行っており、また海外からの留学生等も多く国際色が豊かであることが挙げられます。
この記事は、大学院の進学先を探す理工学系の学生さんや、これから東大生研での活動を始める学生さんに、東大生研での活動・生活やキャリアパスを紹介する冊子「キャンパスライフ特集号」に掲載されたものです。
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