疲れも飽きもしない海中ロボットが、ごみを回収?

巻 俊宏 研究室 生産技術研究所

 東京大学駒場リサーチキャンパス公開および東京大学柏キャンパス一般公開の来場者から寄せられた、研究者への「問い」と、研究者からの「コメント」を紹介します。


海のプラスチックごみを効率的に集めてリサイクルするには?

 巻 俊宏 研究室では、ロボットの力で海中を効率的に探査するシステムを研究しています。
海はとても広いので、人間が船や潜水艇を操って直接調べるのは大変です。
 全自動で海中を探査するロボットを自律型海中ロボット(AUV)と呼びますが、AUVは電池のもつ限り、疲れもせず飽きもせず働くことができます。さらに複数のAUVが協力することで、広い範囲に散らばったプラスチックごみを効率的に回収することができます。また海底にAUVの基地を設けることで、回収したプラスチックごみを集積したり、AUVの電池を充電することができます。
 さらに回収したプラスチックごみからエネルギーを取り出すことができれば、プラスチックごみを回収し尽くすまで、無限に活動を続けられるかもしれません。

巻 俊宏 准教授 生産技術研究所

記事執筆:巻 俊宏 准教授
写真提供:巻 俊宏 研究室

 毎年6月初旬には「東京大学駒場リサーチキャンパス公開」が、10月下旬には「東京大学柏キャンパス一般公開」が実施されています。東京大学 生産技術研究所 広報室では、研究者たちが思い描く「もしかする未来」と、来場者が研究者にかなえてほしいと願う「もしかする未来」が交錯するオブジェを、展示してきました。この記事では、来場者から寄せられた願いに対しての、研究者からのコメントを紹介しています。
東京大学駒場リサーチキャンパス公開ウェブサイト
東京大学柏キャンパス一般公開ウェブサイト

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