充電切れの心配なく、電気自動車で自由に移動?


 東京大学駒場リサーチキャンパス公開および東京大学柏キャンパス一般公開の来場者から寄せられた、研究者への「問い」と、研究者からの「コメント」を紹介します。


気軽にパッといろんな所に行きたい!

 本間 裕大 研究室では、電気自動車が普及した低炭素社会の未来像を、数理最適化モデリングの観点から追求しています。
 電気自動車の問題点として、バッテリー充電に時間がかかることが挙げられます。その解決策として、道路に給電コイルを埋め込むことで走行中に自動車が自然に充電される、走行中ワイヤレス給電という画期的なシステムが提案されています。一方で、給電コイルは高額なため、全ての道路に設置することは現実的ではありません。そこで最適なコイル配置を数理的に解析し、経済的な負担も少なく、かつ様々な移動が可能となる最適な配置パターンを見つけ出しました。
 充電切れの心配なく電気自動車で日本中を自由に移動できる未来が近づいています。

関連記事≫ 充電の心配なく電気自動車で日本中を旅行できるモビリティ社会像を提示――高速道路上における走行中ワイヤレス給電の最適配置と経済性を検証――

本間 裕大 准教授 生産技術研究所

記事執筆/画像提供:本間 裕大 准教授

 毎年6月初旬には「東京大学駒場リサーチキャンパス公開」が、10月下旬には「東京大学柏キャンパス一般公開」が実施されています。東京大学 生産技術研究所 広報室では、研究者たちが思い描く「もしかする未来」と、来場者が研究者にかなえてほしいと願う「もしかする未来」が交錯するオブジェを、展示してきました。この記事では、来場者から寄せられた願いに対しての、研究者からのコメントを紹介しています。≫ 東京大学駒場リサーチキャンパス公開ウェブサイト
東京大学柏キャンパス一般公開ウェブサイト

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