東京大学駒場リサーチキャンパス公開および東京大学柏キャンパス一般公開の来場者から寄せられた、研究者への願いと、研究者からのコメントを紹介します。
世の中が夏の時にすずしくなったらいいな
菊本 英紀 研究室では、都市空間を流れる風の予測とデザインに関する研究を行っています。
建物は一般に風の流れを妨げる存在と考えられがちですが、形状や高さを工夫することで、比較的冷涼な上空の風を街の中に導き入れることも可能です。
私たちは、膨大な気象データをもとに、都市の気候が過去から現在にかけてどのように変化し、さらに気候変動に伴って将来どのように変わっていくのかを分析しています。また、その中で個々の建物が周囲の気流や熱環境に与える影響を、風洞実験や数値シミュレーションを通じて予測・評価する手法の開発にも取り組んでいます。

記事執筆:菊本 英紀 准教授
毎年6月初旬には「東京大学駒場リサーチキャンパス公開」が、10月下旬には「東京大学柏キャンパス一般公開」が実施されています。東京大学 生産技術研究所 広報室では、研究者たちが思い描く「もしかする未来」と、来場者が研究者にかなえてほしいと願う「もしかする未来」が交錯するオブジェを、キャンパス公開で展示してきました。この記事では、来場者から寄せられた願いに対しての、研究者からのコメントを紹介しています。
本研究室は、東京大学駒場リサーチキャンパス公開2025「生研ピックアップ企画」に選ばれました。
みんなのコメント
風向きシミュレーションを活かして、野球・陸上競技場の屋根を工夫することで、強風による試合中止とか、観客席での熱中症がなくなってほしい!
その未来に期待
ぽん酢
いつでも好きな服をきれる
その未来に期待
りゅう
いつもは暑い夏場でも快適に過ごせるようになると思いました
その未来に期待
かにかま
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もっと詳しい研究内容を知りたい方、疑問や質問がある方は、研究室のウェブサイトをご覧ください。
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