東京大学 生産技術研究所で進められている研究の奥深さを、1つの動詞を切り口に紹介します。
開放する
コンピューターが画像の内容を理解したら、何が実現するだろう。菅野 裕介 准教授の研究室では、画像認識技術全般においてユーザーや個別の当事者に開かれたモデル設計・開発の実現を目指しています。
例えば、機械学習を用いた視線推定は個々のユーザーに適応することが非常に重要な課題の一つであり、必要な情報を自動的に取り込んでモデルを更新する手法の開発や、データ収集のゲーミフィケーションなどに取り組んできました。コンピューターが人の視線を読み取ることができれば、より円滑なインタラクションが可能になるかもしれません。さらに、一般の人々が簡単に様々な認識モデルを作成できるインターフェース設計の研究も進めており、専門家だけでなく一般のユーザーも自分のニーズに合わせた認識モデルを作成し活用できる未来の実現を目指しています。専門家とユーザーの垣根を超えて、あなたも一緒に画像認識技術の可能性を追求してみませんか。
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記事執筆:菅野 裕介 准教授
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