東京大学駒場リサーチキャンパス公開および東京大学柏キャンパス一般公開の来場者から寄せられた、研究者への願いと、研究者からのコメントを紹介します。


満員電車でも気分が悪くならない工夫を考えてほしい

気分が悪くなる原因には様々な要素がありますが、その一つに空気のよどみや暑さといった室内の空気環境が挙げられます。
菊本 英紀 研究室では、建物内の空気の流れや温熱環境を対象に、人が多く集まる室内空間での快適性や健康性の向上に資する研究を行っています。特に、限られた場所で取得される計測データと数値シミュレーション、機械学習を組み合わせることで、室内の気流や温度分布を高解像度で推定し、環境の状態をリアルタイムに把握・評価する技術の開発を進めています。これにより、電車や教室、オフィスといった様々な密集空間における環境制御や設計の改善に貢献することを目指しています。

画像:空気清浄機が設置された教室での汚染物質濃度(上)と気温(下)の分布の解析例
提供:菊本 英紀 研究室

菊本 英紀 准教授

記事執筆:菊本 英紀 准教授

毎年6月初旬には「東京大学駒場リサーチキャンパス公開」が、10月下旬には「東京大学柏キャンパス一般公開」が実施されています。東京大学 生産技術研究所 広報室では、研究者たちが思い描く「もしかする未来」と、来場者が研究者にかなえてほしいと願う「もしかする未来」が交錯するオブジェを、キャンパス公開で展示してきました。この記事では、来場者から寄せられた願いに対しての、研究者からのコメントを紹介しています。

本研究室は、東京大学駒場リサーチキャンパス公開2025「生研ピックアップ企画」に選ばれました。

東京大学駒場リサーチキャンパス公開ウェブサイト
東京大学柏キャンパス一般公開ウェブサイト

みんなのコメント

電車で夏は弱冷房車があるのに冬に弱暖房車がないのが不満でした。でもこの研究が進んだらそもそも要らなくなるのかもと思いました!

その未来に期待

Tama

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