東京大学駒場リサーチキャンパス公開および東京大学柏キャンパス一般公開の来場者から寄せられた、研究者への願いと、研究者からのコメントを紹介します。
満員電車でも気分が悪くならない工夫を考えてほしい
「身体感覚」や「環境と人との関係性」を川添研究室では重視しており、満員電車のような“人間のリズムに合わない空間”をどう調整するかが鍵となります。現状では以下のような解決策があると思います。
・「可変空間」や「呼吸する空間」のように、混雑度に応じて内部空間の圧迫感を調整できるデザイン(たとえば柔らかく伸縮する内装素材や照明による空間演出)。
・音や光、香りなど「五感に働きかける要素」で不快感をやわらげる仕組み。
・そもそも混雑する時間を減らすため、郊外や地方の多核的な都市配置を促進し、「通勤」自体の必要性を見直す。

記事執筆:川添 善行 准教授
毎年6月初旬には「東京大学駒場リサーチキャンパス公開」が、10月下旬には「東京大学柏キャンパス一般公開」が実施されています。東京大学 生産技術研究所 広報室では、研究者たちが思い描く「もしかする未来」と、来場者が研究者にかなえてほしいと願う「もしかする未来」が交錯するオブジェを、キャンパス公開で展示してきました。この記事では、来場者から寄せられた願いに対しての、研究者からのコメントを紹介しています。
本研究室は、東京大学駒場リサーチキャンパス公開2025「生研ピックアップ企画」に選ばれました。
みんなのコメント
満員電車の辛さを少しでも和らげたらと思います。呼吸する空間もすごく面白そうです。一度体験してみたいです。
その未来に期待
朝8時の満員電車
電車の満員度を測定して、満員になってきたら良い音楽が流れたりしたら面白いと思います。会社の拠点をいろいろな会社が交代制で変えるようにしたら面白いと思います。
その未来に期待
ゆう
乗り物酔いしやすいので、期待しています。寒くなく空気を入れ替えられたり、 他人と接触しないように空間を区切れたりするといいなと思います。
その未来に期待
まるまる
投票&コメントで参加
この記事が描く「もしかする未来」をどのように感じましたか?あなたの期待度を投票してください!
もっと詳しい研究内容を知りたい方、疑問や質問がある方は、研究室のウェブサイトをご覧ください。
この記事をシェア